類似感、既視感

突然一斉に開花するタンポポや、突然一斉に姿を消すタンポポの花現象を見ていると、何か似たようなことをどこかで経験したような感覚を持つ。それは何かが少しずつ変わりつつあるという感じが比較的長く続いて、そしてその後で、ある日突然目の前に一斉に姿を現す。

中国、気候変動、脱炭素、人権、EV、自動運転、宇宙旅行、、、。これらは、この2,3年で急に言い出された話ではない。何年も何十年も前から言われ続けている。でも、この1年くらいの間に、それまでとは一線を画す勢いで一斉に活動が表面化して来た感じがする。

昨日は菅さんがアメリカに旅立った。ケリー元国務長官は中国で気候変動問題を議論している。アーミテージ元国務副長官は台湾に行き、蔡英文と会見している。米議会では超党派で「戦略的競争法案」を議論している。バイデンは20年続いたアフガニスタン駐留米軍の撤退を表明した。ふと気が付くと、アメリカ、中国、日本、台湾、そして世界の関係が一斉に変わっている日は近いのかも知れない。ふと気づくと、周りを走る車はいずれも運転手なしで、水素を燃料として水だけ放出して動いているかも知れない。

 それはそうと前澤さんは、本当に2023年(たった2年後だ)に月周回旅行を楽しんでいるのだろうか。とても楽しみだ。