綿毛が耳に入ると

少し前まであっちにもこっちにもタンポポがいっぱい咲いていたのに、その後、急激に数を減らす様は驚くばかりだ。どうしてそんなことになるのか知りたくて、定点観察を始めた。4月6日から11日ころまでは黄色い花がたくさん咲いていたが、その後、急激に数を減らし、今日(4月19日)はほとんど咲いているタンポポがない。残っているのは枯黄蕾や白蕾や綿毛や坊主ばかりで全然美的でない。そんな様子を写真に撮っていたら、通りかかりの人(今日はおばさんだった)が「何を撮っているんですか?」と興味深そうに声をかけてきた。「タンポポです」と答えたものの、目の前にはタンポポの花が全くないので困ってしまう。それで「ここに少し前までいっぱいタンポポが咲いていたんですよ。それがどう変化するか写真に撮っているんです」。「そうなんですか」と言いながら、目の前にいっぱい生えている綿毛を見て「随分長く伸びてますね。これ、耳に入ると大変なんですよね」と。そういえば、子供の頃、友達が「これが耳に入ると耳が聞こえなくなるぞ」と脅かしていたのを思い出した。あれは本当だったのだろうか?

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