タンポポで絵が描けるか?

「タン」「ポ」「ポ」の3つの部品で絵が描けるか?試してみた。まず、3つの部品を頭文字として3つの単語を考える。「田んぼ」「ポット」「ポスト」。

昔、田んぼには案山子というものが立っていた。人間のような形をしている。案山子は昼夜を問わず立ち尽くしている。かなり体力がいる。風呂や散髪にも行けないし、服も着替える暇がない。一日立っていると喉が渇く。それでポットに水を入れて腰にぶら下げている。

ある夏の暑い日、案山子は腰のポットを取り上げ、水をごくごく飲んでいた。青い空が見えている。「うっ、あれはなんだ?」。案山子は驚いた。遠くの方から何か赤い小さいものが飛んでくる。何だかガタガタ揺れながら。段々大きくなってくる。どうやら赤い円柱状の物体のようだ。その円柱状の物体から、時々、白い四角いものが何枚もパラパラこぼれて来る。青い空、真っ赤な円柱、白い四角がきらめく。「美しい!」と案山子が思った次の瞬間、2m近くある赤い円柱が案山子の左手をかすめて田んぼに突き刺さった。

田んぼから少し離れたあぜ道で子供たちが騒いでいる。「あれっ、今のは何んだ? あれって、もしかして、この間消えてなくなった吉田薬局のポストじゃない?」

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さて、これを絵に描こうか?
でも、その前に、山田養蜂場のはちみつゆず茶を飲むことに。